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​脂質異常症

​ 脂質異常症とは悪玉コレステロール(LDLコレステロール)、善玉コレステロール(HDLコレステロール)、中性脂肪(TG トリグリセライド)が基準範囲外となった状態を指します。脂質異常症は症状がありませんが放置すると動脈硬化が進行し、ある日、突然に脳梗塞や急性心筋梗塞などの重大疾患を引き起こす可能性があるため治療が必要です。

​目標値

・​悪玉コレステロール(LDLコレステロール)​の目標値はリスク因子や一次予防、二次予防によって

細分化されています。

一次予防の場合

低リスクの方は<160mg/dl未満

中リスクの方は<140mg/dl未満

高リスクの方(糖尿病、慢性腎臓病、喫煙習慣のある方)は<120mg/dl未満

高リスクの方で糖尿病+動脈疾患、網膜症、腎障害、神経障害、喫煙習慣がある方<100mg/dl未満

二次予防の場合

冠動脈疾患やアテローム血栓性脳梗塞を発症したことがある方<100mg/dl未満

​急性心筋梗塞、家族性高コレステロール血症、糖尿病、冠動脈疾患+アテローム血栓性脳梗塞を合併されている方は<70mg/dl未満

​食事療法

バター、生クリーム、ラード、マーガリン、加工肉、肉の脂身、揚げ物の摂取を減らし青魚やオリーブオイルなどの摂取を心がけましょう。野菜中心の食事や食物繊維を積極的に摂取することが有効と考えられております。

運動療法

ウォーキング(散歩)、ジョギング、スイミング、サイクリングなどの有酸素運動を1日30分、週に5日以上行うことを目標としましょう。​無理をせず、長く続けていくことが大切です

薬物療法

​スタチン、エゼチミブ、ベムぺト酸、PCSK9阻害剤(注射薬)を使用し、悪玉コレステロールを低下させます。

コレステロールは下がりすぎると怖い?

コレステロールは細胞を作るために必要な成分です。一部の報道ではコレステロールを下げ過ぎると

脳出血やガンが増加すると報道されました。しかし、上記のガイドラインで定められた目標値は安全性を担保した数値となっております。さらに悪玉コレステロールは下げれば下げるほど動脈硬化進行の危険性は下がることがわかり、厳格な管理が必要かつ重要です。

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